
1989年フェラーリ328GTS
328と言えばキャメルの内装のイメージでした。どうせなら好きな色にしたかった。
車のシート張替え業として産声を上げた黒田商会は、昭和50年の創業以来、シート製造・試作、内装・シート張替え、 オープンカーの幌製作など、一貫して自動車内張に専念し、多くのディーラー様や中古車販売店様に支持されて参りました。 また、内装を手がけた多数の実績そして類を見ない最高品質の完成度が評判を呼び「旧車の内装レストアなら姫路の黒田商会」あるいは「世界に1台だけのオリジナル内装をフルオーダーするなら姫路の黒田商会」と言っていただけるまでに成長してきました。その間、自動車内装品、その他縫製品の少ロット生産など、大手自動車メーカー様向け試作品作りから実際にメーカー様のオプションカタログにも掲載される製品も手がけております。 高い品質・高い実力が評価され今では国内大手メーカー様のオプション品の製作を請け負うまでに至っております。
小学生の頃から両親が営む自動車内装専門の会社を見て育ってきました。だからいつも周りにはクルマがいっぱいありましたし、自分でもミニカーでよく遊んだ記憶があります。分解したり組み立ててみたり・・・
そしてスーパーカーブームが日本中で巻き起こったのもちょうどそのころでした。フェラーリ512BBやランボルギーニカウンタックにロータスヨーロッパなど、幼い心に鮮明に残っている名車たち。いつかはそんなスーパーカーに乗りたいって当時は憧れたものでした。
そんな幼少時代を過ごしてきたわけですから、自然と「クルマに関わる仕事が出来たらなぁ」という思いをずーっと続けてきました。そして長男である私はいつかは親父の会社を継ごうと決めていました。
※画像は私と親父です。
両親のおかげで何の苦労もせずに大学まで行かせていただきました。今、私は47歳です。息子たちが大学に行っていますが、本当に自分自身がその立場に立ってようやく親のありがたみに感謝しております。
ちょうど私が大学生のときは、恥ずかしい話ですが黒田商会って全然儲かっていなかったんです。事業の拡大によって借金が膨らみ、職人たちの給料も遅れる始末でした。もちろん親父は無休で働きづめだったのです。大学生の私でも「かなりヤバい状態」だと薄々感じていました。
黒田商会は母親が一生懸命切り盛りすることでなんとか持ちこたえていたようなものでした。だから私は早く卒業して会社を手伝い、少しでも両親を楽にさせてあげたい、早く職人たちに給料を渡せるようにしてあげたい、仕入れ先に遅れることなく支払いを済ませたい。本当にそんな思いだけで親の会社に飛び込んだのです。
※画像は事業拡大によって神戸に自社ビルを建てた頃 右が当時好青年だった私です。精一杯のファッションセンスがキラリと光っていますね(笑)
経営は火だるまでしたが、当社の一番得意であるコツコツ真面目に内装を作り上げることが評価され、ディーラー様から新車のオーディオの取り付けを専属でさせていただくことになりました。
毎日ディーラーに出社してひたすらオーディオを取り付ける仕事です。仕事は途切れることなくずっーと限りなくありました。本当に助かりました。
また当社の品質が認められ、大手メーカーのオプションの内装品の製造も受注するようになったのもこの頃です。目に見えて体力も信用もどんどん回復していったのです。もちろん内装張替えの受注量も増えていき、順調に売り上げも伸ばせていけたので、自分自身はもちろんですが職人たちにも笑顔が戻ってきました。
まだ記憶に新しいので思い出したくもありません(笑)
説明は不要だと思いますがリーマンブラザーズの経営破たんによる世界的金融危機でクルマが売れなくなり、ディーラー様や中古車販売店様からの受注によって、経営を維持してきた黒田商会には、全然仕事が来なくなってしまいました。
当時、私はまだ社長ではありませんでしたが、このままジリ貧になってしまっては黒田商会が潰れてしまう!バカ息子が潰したって言われたくありませんし、どうすれば経営を建て直すことができるのか悩みに悩みました。
日本一の技術力を持った内装職人集団をもってしてもここまでなのか・・・と私自身嘆いたこともありました。しかし私は前に進むしかないのです。今この状況を打破するためには何かをしなければならなかったのです。
2011年、自分一人で悩んでいても仕方なかったので、車をこよなく愛する経営者仲間に相談しました。思い切って相談して良かった!って今は思っています。
その友人は「日本一の技術を持ってるんやったら、それをなんでもっと宣伝せんの?クルマが大好きな人は値段だけちゃうで!愛車を任せるんやからやっぱり技術力があって丁寧な仕事をしてくれるところにお願いいしたいもん!」と助言をくれました!(関西弁ですみません)
さらに彼は続けて「内装にまでお金を掛けるユーザーは、それだけ普通よりちょっと余裕がある人やんか。だからそういった方々に訴求できる黒田商会ならでわのサービスを提供出来たら、絶対お客さん増えるで!そしてその価格がさらにリーズナブルやったら不景気でも注文もらえるんちゃうの?」と。
そこで生まれたサービスが「シートカバーなのにまるで張り替えたような仕上がり!」で人気を誇るブラック・フィールドブランドのシートカバーが誕生しました。これはホームページを見て頂ければ説明は不要ですが、今までの内装張替えの技術を生かすことで、従来のシートカバーの欠点であったフィット感がなかったりズレたりすること一切排除した、世界一のシートカバーです。お客様でフルオーダー出来るシステムを考えました!
これをホームページを作って告知したところ、全国のクルマ大好きオーナー様の目に止まり、バックオーダーが最大7か月になったこともあります。当時はまだ不景気が続いていましたからちょうど時代にマッチした商品だったというわけです。景気が回復しつつある今でももちろんシートカバーは当社にとって最大の人気商品です。
フルオーダーシートカバーでV字回復を果たし順調に業績を上げてまいりました。多くのお客様に驚きと感動を与える素晴らしい仕事をしてきた自信があります。
フルオーダーシートカバーで日本一になったとの思いがあるのです。ただ、当社は創業当初から張替え作業を主としてきましたので、やはりメインの「内装レストア」や「内装フルカスタム」でも最高の技術をいかんなく発揮しておりますので、日本一になれるに違いない!いや絶対になれると思っております。
旧車・クラシックカーの内装なら黒田商会!ショーカーに出展するなら黒田商会!お客様からそう言っていただける自動車内装業界で「指名ナンバーワン!」を目指していきます。いや!絶対になります!!
328と言えばキャメルの内装のイメージでした。どうせなら好きな色にしたかった。
どうしても赤革の内装にしたかったので新車を購入した当日、作業を依頼しました。
旧車が得意内装専門店にお任せして良かったです!
旧車内装レストア専門店ならではの高品質レストア
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