内装レストアは私にお任せください 内装職人:原田 利和
この仕事に携わって経緯・理由を教えてください
私は元々クルマよりバイクが好きでした。今も好きです(笑)
そして、手先が器用なこともあって知人の勧めもあり黒田商会でお世話になっております。
内装レストアや内装カスタムには、当初興味を示さなかった私でしたが気づいたらめっちゃ好きになっていました(笑) なぜでしょうね?(笑)
黒田商会の仕事内容はわたしにとっては縁のなかったことでしたが、数年やっていくうちに技術と経験が磨かれていくことによって自分自身の器も大きくなっていくような気がします。いやきっと大きくなっているはずだ(笑)
でもこの道に入って大きく精進出来ているのは間違いありません。それは旧車の内装レストアという決して楽ではない仕事の中で「お客様が喜ぶ笑顔」に励まされているところが大きいと思います。
仕事に対するこだわりはなんですか?
この仕事はすべてが手作業の完全「ワンオフ」です。だからまず自分が納得できるものが完成するまでは一切の妥協は許しません。
全国のカーマニアの心をくすぐる仕事をこなすということは、端から見れば「これは不可能!」という依頼もあるわけです(笑)
しかし、どうすればそれが実現できるのか?をみんなの協力を得ながら考え、そして努力と気合で実現していくこと!!この気持ちは絶対はずせないですね!まぁ「漢(おとこ)のプライド」とでもいいましょうか?(笑)それが私のこだわりであり、黒田商会の真骨頂だと思っております。
だから、お客様に感動してもらえるように、「絶対負けずに戦い続けること!」を何があってもやめません!(宣言します!)
旧車内装レストアの魅力とはなんですか?
自分自身の手で綺麗に美しく蘇る姿を見ていると、言葉や文字では決して表せない快感や愛情が芽生えてきます。自分のクルマではありませんが、なんか自分のクルマのように思えてなりません(笑)
そして、お客様の元へ納車する当日の事ですが、まるで私の元から嫁いでいくというか旅立って行くというか・・・なんか父親のような気持ちになり嬉しさと寂しさが交錯した、普段味わえない感動を覚えます。
このような気持ちを味わうことが出来るのは、私の経験では他にないです。
あなたにとって旧車とはなんですか?
歴史的遺産!
ええ意味で今はコンピュータや機械化によって昔と比べて比較的なんでも実現できると言っても過言ではないいい時代やと思います。でも旧車やクラシックカーはアナログな時代に、先人が努力と工夫を重ねそして今持ってる最大限100%の力を出し切って作ったほとんど手作りにのようなクルマが多いと思います。
黒田商会でも昔のように今でもほぼすべてが手作りで、クラフトマンシップに富んだ会社です。なんか共通点が多い気がしませんか?私はします。
だから旧車も黒田商会の技術も未来に残していかなければならないと強く思っております。
今までこの仕事をされて一番嬉しかったことはなんですか?
黒田商会のスタッフはたぶん全員同じだと思うのですが、お客様が感動する表情をこの目で見たときですね!
「待った甲斐あった!最高ですね!一生大事にします!」このような言葉をもう何回聞いただろうか・・・10人が10人とも改めて愛車に惚れ直す瞬間を見れることです!
最後にはいつも『ありがとう』という言葉を聞けますからね。感謝される仕事、感動される仕事って他にもあると思いますが、自動車産業ではここまで感動されるってことはそう多くないと考えます。でも嬉しい反面、全国のカーマニアの期待に応え続けるプレッシャーも多いですよ(笑)